2016年4月7日木曜日

山のふるさと村での火気使用について。

山火事の7割が1~5月にかけて起こっているそうです。
冬は空気が乾燥している事、燃えやすい落ち葉や枯れ枝が多い事、
春になると、行楽などで山に入る人が多くなることなどが原因のようです。

春になり、山のふるさと村にも多くの人が来る季節となりました。
これから、初めて山のふるさと村をご利用される方も多いと思いますので、
山のふるさと村園内における火気の使用について、ご案内したいと思います。

<焚き火>
園内で焚き火が可能なのは、キャンプ場にある
2箇所のファイアーサークルのみとなっております。
これ以外は園内全域で焚き火は禁止です。
 

<バーベキュー>
バーベキュー場、テントサイト、ログケビンウッドデッキのみで可能となっており、
川原や広場、駐車場では出来ません
 

<シングルバーナー>
シングルバーナーはガス、アルコール問わずの使用は特に制限はありませんが、
不安定な地面での使用は避け園内のテーブルやあずまやをご利用ください。
なお、火力の大きなツーバーナーは、バーベキューに準ずるものとします。


<花火>
花火は手持ち打ち上げ式問わず園内全域で禁止です。ご了承ください。

今週、園内を巡視していた所、残念ながら禁止場所でたき火をされている方と、
別の禁止場所で消火が不十分で煙の出た状態のたき火跡が確認されています。
















万が一火災が発生すると、地域貴重な財産である森林に燃え広がり、
貴重な動植物や景観、時には人の命までも奪ってしまいます。

昨年、奥多摩町で山火事が発生した時は、
消防車が41台、自衛隊のヘリコプター9機が出動し、
発生から4時間近くかかって消火されるという事がありました。
その時の原因は、枯れ草で不要品を燃やしていたら、
火が移ってしまったのだそうです。

こうした失火や森林火災に備え山のふるさと村でも放水を伴う消防訓練を行っていますが、
出来れば本番の出動はしたくないものです。

 

園内に生きる貴重な動植物と皆様の憩いの時間を守る為にも、
火気使用のルール遵守にご協力お願い申し上げます。
















フジアザミ(東京都の絶滅危惧種)
















カトウツケオグモ(希少種)

 
ニホンカモシカ(特別天然記念物) 

また、東京都では火気以外にも、公園利用のルールが定められていますので、
合わせてご覧ください。

東京都自然公園利用ルール」(東京都環境局ホームページに移動)